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降圧薬治療の進め方

降圧薬治療の進め方

高血圧は最も有病率の高い疾患であるにもかかわらず、降圧目標を達成している患者は半数程度であると報告されている。加えて、日常診療においては、単剤で降圧目標を達成することは難しい。そこで「降圧目標を達成するための降圧薬の使い方」についてまとめる。

1)高血圧の診断基準

2)降圧薬の使用法

(1)合併症のないⅠ度高血圧(160/100mmHg未満)の場合
 第一選択薬A(ARB、ACE阻害薬)、C(Ca拮抗薬)、D(利尿薬)の中から1剤を選んで少量から開始する。副作用が出現する、あるいはほとんど降圧効果が得られない場合は他の降圧薬に変更する。降圧効果が不十分であれば、増量するか、もしくは他の種類の降圧薬を少量併用投与する。

配合剤
ARB+Ca拮抗薬
エックスフォージ、ミカムロ、ユニシア、レザルタス、アイミクス、アテディオ、ザクラス

ARB+サイアザイド系利尿薬
エカード、コディオ、プレミネント、ミコンビ、イルトラ

(2)II度以上(160/100mmHg以上)の高血圧の場合
通常用量の単剤もしくは少量の2剤併用から開始する(注意:降圧薬の配合剤は保険適応上第一選択薬となっていない)。2剤併用でも降圧目標を達成できなければ3剤を併用する。3剤併用しても降圧不十分な場合は、治療抵抗性高血圧とされ、白衣高血圧、睡眠時無呼吸症候群・肥満の併発、相互作用、アドヒアランスの低下を疑う。3剤併用しても、降圧できない場合には、必要により4剤(α遮断薬orβ遮断薬or抗アルドステロン薬)を併用する。

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