医薬品情報

バルプロ酸ナトリウム

薬剤名

バルプロ酸ナトリウム(VPA)

概要

・従来の抗てんかん剤とは構造が異なる直鎖系の低級脂肪酸であり、種々のタイプの発作に対して抗てんかん作用を有する
・全般発作の第一選択薬として用いられる
・GABA神経を亢進させることで躁病および躁うつ病の躁状態の治療や片頭痛発作の抑制作用を有する

代表的な商品

デパケン細粒/錠/シロップ
デパケンR錠
セレニカR錠/顆粒

構造

分類

抗てんかん剤、躁病・躁状態治療剤、片頭痛治療剤

作用機序

GABAトランスアミナーゼを阻害することでGABA濃度を上昇させる

適応症

①各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作並びに混合発作)及びてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)
②躁病および躁うつ病の躁状態
③片頭痛発作の抑制

禁忌

<禁忌>
重篤な肝障害
尿素サイクル異常症
<併用禁忌>
カルバペネム系抗菌薬

適応症①②:妊婦・妊娠の可能性に対して原則禁忌
適応症③:妊婦・妊娠の可能性に対して禁忌

相互作用

バルプロ酸ナトリウムの血中濃度が低下するため、カルバペネム系抗菌薬と併用禁忌とされる。
本剤は、CYP(10%)、グルクロン酸転写酵素(40%)、β酸化(30〜35%)により代謝されるため、CYP誘導、阻害薬により本剤の血中濃度が変動する。また、グルクロン酸抱合により代謝される薬剤と相互作用を起こすことがある。

副作用

重大な副作用として
重篤な肝障害、高アンモニア血症と伴う意識障害、溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少症、血小板減少、顆粒球減少、急性膵炎、間質性腎炎、ファンコニー症候群、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、過敏症症候群、脳の萎縮、認知症様症状、パーキンソン病症状、横紋筋融解症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、間質性肺炎、好酸球性肺炎
が報告されている

補足

作成日:2020/10/23
医薬品を使用する際には、必ず最新の情報を添付文書で確認するようにしてください。

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