医薬品情報

カルバマゼピン

薬剤名

カルバマゼピン

概要

・てんかんの部分発作に対する第一選択薬
・三環系構造を有する唯一の抗てんかん薬
・三叉神経痛に対する第一選択薬
・躁病、躁鬱病の躁状態に用いられ、炭酸リチウムよりも作用発現が速い

代表的な商品

テグレトール錠100/200
テグレトール細粒50%

構造

分類

向精神作用性てんかん治療剤
躁状態治療剤

作用機序

神経細胞の電位依存性ナトリウムチャンネルの活動を制限し、過剰な興奮を抑制することにより抗てんかん作用を現すと考えられている

<薬理学的特徴>
・電位依存性ナトリウムチャネルの活動を制限し、神経の過剰な興奮を抑制する
・痙攣誘発モデル(電気ショック痙攣、ペンテトラゾール痙攣、ストリキニーネ痙攣)により抗痙攣作用が認められている
・大脳辺縁系の発作性の興奮を抑制する
・抗興奮作用が認められている
・三叉神経の誘発電位を抑制する

適応症

1. 精神運動発作、てんかん性格及びてんかんに伴う精神障害、 てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)
2. 躁病、躁鬱病の躁状態、統合失調症の興奮状態
3. 三叉神経痛

禁忌

・本剤の成分又は三環系抗うつ剤に対し過敏症の既往歴のある患者
・重篤な血液障害のある患者
・第Ⅱ度以上の房室ブロック、高度の徐脈(50拍/分未満)のある患者
・ボリコナゾール、タダラフィル(アドシルカ)、リルピビリン、マシテンタン、チカグレロル、グラゾプレビル、エルバスビル、ダクラタスビル・アスナプレビ ル・ベクラブビル、アスナプレビル、ドルテグラビル・ リルピビリン、ソホスブビル・ベルパタスビル、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドを投与中の患者
・ポルフィリン症の患者

相互作用

カルバマゼピンは代謝酵素誘導作用、P糖タンパク質誘導作用を示すため、多くの薬剤の代謝、排泄に影響を与える。また、前記以外の理由(中枢抑制作用、精神運動影響を与える、血中ナトリウムを低下させるなど)により相互作用を起こす可能性があるため、併用薬がある場合には、併用の可否について検討する必要がある。

副作用

1)主な副作用
眠気、めまい、ふらつき、けん怠・易疲労感、運動失調(運動の調子が狂った状態)、脱力感、発疹、頭痛・頭重、立ちくらみ、口渇(喉が渇く)、血管浮腫(顔、舌、喉の腫れ)、かゆみなど

2)重大な副作用:[ ]は初期症状
・再生不良性貧血、無顆粒球症などの血液障害
[喉の痛み、出血傾向、貧血症状]
・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症
[発熱、皮膚の発疹・水疱、眼の充血や唇・口内のあれ]
・過敏症症候群
[発熱、発疹、リンパ節の腫れ]
・肝機能障害、黄疸
[食欲不振、全身倦怠感、白目や皮膚が黄色くなる]
・うっ血性心不全、房室ブロック、洞機能不全、徐脈
[めまい、失神、徐脈]


作成日:2020/11/15
医薬品を使用する際には、必ず最新の情報を添付文書で確認するようにしてください。

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